2007年11月29日

ソニーの非接触ICカード技術 FeliCa(フェリカ)に関する合弁会社 フェリカポケットマーケティングを設立 

 ソニー株式会社、株式会社ぐるなび、大日本印刷株式会社、三井物産株式会社、株式会社丹青社の5社は、フェリカ事業に関する合弁会社、「フェリカポケットマーケティング株式会社」を設立することで合意しました。本契約は締結され、新会社設立は2008年1月を予定しています。

 新会社は、非接触ICカード技術FeliCa(フェリカ)の汎用パッケージソリューション商品である“フェリカポケット”をツールにして、流通から飲食、エンタテインメント領域までの幅広い事業者に対して既存事業を活性化し、売上・収益の拡大につなげるための各種マーケティング支援を主たる事業として推進します。事業者のビジネス拡大および業務効率向上による費用削減や会員組織の規模拡大・活性化、観光振興や地域振興への貢献等を目指した事業活動となります。事業者が「導入してよかった」と実感いただけるような、役に立つ商売繁盛のツールを提供します。
 また、新会社では顧客のネット・リアル両領域での動線・行動履歴をデータベース化、分析に基づく新しいタイプの広告・販売促進を軸としたマーケティング事業も将来的に展開していきます。これはネットでの“クリック”とリアルでの“かざす(クリック)”をつなぐ初めてのタイプのサービスとなります。 
 
 
<フェリカポケットについて> 
 
 現在、全国の事業者や会員組織において行われているサービスは、その規模の大小に関らず、1)ポイント、2)クーポン、3)会員証・ID、4)決済(クローズド)、5)スタンプラリーに絞り込むことができると考えられます。フェリカポケットはこれらのサービスを特別なノウハウや大規模投資を必要とせずに、“早く・安く・簡単に”実現するための汎用パッケージソリューション商品です。
 事業者は、あらかじめフェリカポケットのサービスが搭載されたフェリカカードや携帯電話(おサイフケータイ)を専用の読取端末にかざすだけで、すぐにこれからのサービスを開始することが可能であり、従来の同様の取り組みに対して大幅な費用削減と準備期間短縮を実現しています。
特におサイフケータイでのサービスを導入するための費用は、キャリア別の汎用アプリケーションソフトを用意しているため独自開発が不要なことから、中小規模の事業者でも大きな投資負担なく導入可能なレベルに抑えられています。

 さらに、カードやおサイフケータイが端末にかざされた際の情報を取得することにより、顧客・会員の動線や行動履歴を定量データとして把握し、顧客・会員が「いつ・どこで・どのような」サービスを受けたかということを点でなく線として把握することができます。 
そして個人の活動をライフスタイルの流れのなかで捉えたこれらのデータを分析することで、クロスマーチャンダイズ的な視点から、効果的な広告・販促活動の展開につなげていくことができ、戦略的なマーケティングアプローチを可能とします。 


<新会社の主事業について> 

 新会社はフェリカポケットを軸にした以下の具体的なサービスを提供します。 
1.フェリカポケットカード等の販売
2.専用端末とCRMサービス等をセットにしたパッケージソリューションの提供

 フェリカポケットは、一枚のカードやおサイフケータイに複数のサービス(最大:8)を搭載可能であり、事業者・会員組織は、カード機能を有するものとして以下の3パターンから選択可能です。
1.既にフェリカポケットを搭載している交通乗車券や金融カードなどの大規模発行カードへの相乗り
2.オリジナルファンカードなどの自らが独自デザインでの発行
3.おサイフケータイへのサービス搭載
 
 主に「大規模発行カード」は飲食や流通、会員組織や、観光地・地域振興用に適していると考えられる一方、「オリジナルファンカード」はスポーツや芸能のエンタテインメントなど、より個人の嗜好に密着した領域が最適であると考えられます。そしておサイフケータイはこれら全ての領域に均質に対応可能となります。 

   
<将来の事業展開について> 
 
 これらの事業に加え、新会社では、フェリカポケットによる新しいタイプの広告・販売促進を軸としたマーケティング事業を将来的に展開していきます。 具体的には、事業者・会員組織が提供するサービスから得られる動線・行動履歴のデータと、事業者・会員組織をまたがる各個人動線・行動履歴データをマトリクスとして組み合わせた上で分析を行います。 
 リアルの動線・行動履歴に加え、パソコン、TVなどネット接続機器にもかざされることにより、ネットでの動線・履歴を得ることが可能になります。 
 いわゆるネットでの“クリック”とリアルでの“かざす(クリック)”の両方を把握し、“ライフスタイル動線”を活かした新しいマーケティングモデルの構築に挑戦します。このモデルは事業者・会員組織のサービスへの新規顧客誘導と既存顧客の利用頻度を促進するための効果的な広告・販売促進活動を支援するマーケティング情報として提供します。

 eコマース事業者にとっては顧客・会員のリアルな場でのサービス拡充につなげられるとともに、リアル領域での事業者にはネット領域への展開など、フェリカポケットが双方を有機的につなぎ、より付加価値高いサービスの提供を可能とします。フェリカポケットは、新しいタイプの広告・販促モデルを可能にする“メディア”になると考えています。

 新会社では、これらのサービスで、交通乗車券や電子マネーで国内に広く普及した非接触ICカードの“かざす”ライフスタイルを“簡単、便利”から“楽しくかざす”にまで発展させるとともに、事業者・会員組織と顧客をつなぎ、投資効率の高い収益向上ソリューションと顧客満足度向上という価値を提供してまいります。


■新会社概要 

会社名:フェリカポケットマーケティング株式会社 
資本金:4億円 
出資会社:ソニー、ぐるなび、大日本印刷、三井物産、丹青社 
資本比率:
 ソニー:    2億4,000万円(60%) 
 ぐるなび:     5,000万円(12.5%) 
 大日本印刷:   5,000万円(12.5%) 
 三井物産:     4,000万円(10%) 
 丹青社:      2,000万円(5%) 
設 立:2008年1月(予定) 
設立地:品川区大崎(ゲートシティ大崎内) 
役員構成:代表取締役社長 納村哲二(ソニー) 
事業内容:フェリカポケットを通じての各種マーケティング支援活動 
 
   
■出資各社からのコメント 
 
<ソニー 業務執行役員 SVP 大塚博正>
 「フェリカの技術で交通乗車券、電子マネー等を通じて“簡単、便利”という価値の提供につとめてきましたが、今後は人々の生活にさらに密着した場面やエンタテインメントの領域などでフェリカを自然に保有することが楽しい、“楽しくかざす”に貢献したいと考えています」
 
<ぐるなび 取締役副社長 倉沢仁>
 「食のトータルサイト『ぐるなび』は、「食」をキーワードにして、飲食店の情報だけではなく、結婚式場や旅行に関する情報をリアルタイムに豊富な質と量で皆様にお届けしてまいりました。日常生活に急速に浸透するFeliCaサービスに対して当社も大変な関心を持っており、今回協力させて頂く事業を通して、一層便利なサービスを提供してまいります」
 
<大日本印刷 役員(コーポレート・オフィサー)IPS事業部長 蟇田 栄>
 「大日本印刷は、生活者が「かざして便利・楽しい」を実感できるライフスタイルに賛同し、国内No.1のICカードメーカーとして新会社とともに新たな場の創造に取り組んでいきます。また、顧客分析システム、各種印刷物・販促媒体の提供を通じて、会員サービスの付加価値向上及びビジネス拡大を実現します」 
 
<三井物産 執行役員 金融市場本部長 小川克己>
 「三井物産は、国内及び海外にてコンシューマー向けに広範な事業展開をしており、マーケティング、金融等の機能を組み合わせた総合的なソリューション提供を強みにしています。当社はフェリカ事業の海外展開にも協力させて頂いておりますが、新会社のフェリカを用いた非決済サービスによる新たなカード周辺事業の展開を図る予定です」
 
<丹青社 取締役常務執行役員 伊藤 芳晃>
 「丹青社は、より良い『社会交流空間づくり』を目指して、商業施設、文化施設、イベント・販売促進等の空間づくりにおいてさまざまなサービスを提供しています。当社はフェリカポケットを活用し、これらの『場』の活性化と、新たな事業機会の拡大を図ります」
posted by キャンドルチャート at 22:32| プレスリリース・電機 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

伊藤園、「充実野菜 冬の健康野菜」(季節限定品) 12月3日(月)より全国で発売

 株式会社伊藤園(社長:本庄八郎 本社:東京都渋谷区)は、野菜飲料「充実野菜」の冬季限定品として、冬に「旬」を迎える野菜を主体に、23種の野菜と4種の果実を使用した「充実野菜 冬の健康野菜」を12月3日(月)に全国で発売します。ビタミンCとβ−カロテンを含有する、冬の健康維持に適した野菜飲料です。


 「充実野菜 冬の健康野菜」には、にんじん、だいこん、白菜、かぶ、ねぎといった冬に旬を迎える野菜を主体に、23種の野菜を使用しています。にんじんがもつ自然の甘みと栄養成分を引き出す当社独自の「ナチュラルスイート製法」を採用するとともに、4種の果実(ぶどう、うんしゅうみかん、レモン、ゆず)を加えることで、砂糖・食塩無添加で「飲みやすさ」と「おいしさ」を実現しました(野菜汁50%、果汁50%)。またお客様の「食の安全」への関心に対応するため、いずれの原料についても原料原産地をパッケージに表示しています。

 当社が考える野菜飲料の基本価値は、「おいしさ」と野菜の「種類の多さ」です。「充実野菜 冬の健康野菜」は、この基本価値に加え、ビタミンCとβ−カロテンを含有する「栄養機能食品(※)」であるという付加価値をもち、冬の健康維持に適しています。
 ビタミンCは、皮膚や粘膜の健康維持を助けるとともに、抗酸化作用を持つ栄養素です。また、β−カロテンは、皮膚や粘膜の健康維持を助けるとともに、夜間の視力の維持を助ける栄養素です。200ml紙パック1本(930gPETの場合、コップ1杯180cc)当たり、ビタミンCを80mg、β−カロテンを2,700μg含有しています。

(※)栄養機能食品とは、特定の栄養成分について厚生労働大臣が定める規格基準値を満たす場合、それらの栄養成分の機能表示ができる食品をいいます。本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日の摂取目安量を守ってください。

 野菜が不足しがちな現代人にとって、手軽に野菜を補給できる飲料としてすっかりおなじみの「充実野菜」シリーズは、緑茶飲料「お〜いお茶」に続く当社の大きな柱となっています。「充実野菜 冬の健康野菜」は、ファミリーユースに対応する大型(930g)PET製品と、パーソナルユースに対応する小型(200ml)紙パック製品をラインアップしました。この冬季は、当製品で積極的に「充実野菜」シリーズの拡販を図ります。
posted by キャンドルチャート at 16:08| プレスリリース・食品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

日立化成、半導体用CMPスラリーの生産能力を5割増強 −5年後を目処に、売上高250億円を目指す−

 日立化成工業株式会社(本社:東京、執行役社長:長瀬寧次、資本金:154 億円)は、約35億円を投じ、半導体デバイス製造工程のCMP(Chemical Mechanical Planarization:化学的機械研磨)において使用される研磨材料で、半導体の素子分離方法の一つであるSTI(Shallow Trench Isolation)用及び銅配線用のCMPスラリーの生産能力を2008年1月より段階的に増やし、2008年6月までに現状から約50%の増強を行います。

 CMPとは、半導体の素子分離工程や回路形成工程で発生した凹凸を研磨、平坦化する技術であり、CMPスラリーはこの用途に使用される研磨液です。STIは、シリコンウェハー上の何百万個もの半導体素子をそれぞれ電気的に絶縁する素子分離方法の一つで、微細配線に適しているため、デザインルール180ナノメートル近辺から主流になってきましたが、形成工程上に段差が生じることからCMPによる平坦化を行う必要があります。この際、CMPによって発生する研磨傷は歩留りを悪化させるため、65、45ナノメートルとデザインルールの微細化が進展する上では、信頼性向上のため研磨傷のさらなる低減が必須とされています。また、銅配線形成プロセスでは、発生した表面の凹凸を研磨する際に高い平坦性と配線腐食などの欠陥を作らない材料が求められています。

 当社は、1998年に酸化セリウム粒子を採用したCMPスラリーを実用化し、研磨速度の速さと研磨傷の少なさを武器にSTI向けを中心に売上を拡大してきました。また2004年には、従来比2倍の平坦性を実現した高性能のSTI用CMPスラリーを実用化し、売上を拡大してきました。さらに2006年には、自己活性型酸化セリウム粒子系CMPスラリーの基本特許を取得しています。当社のセリア系CMPスラリーの使用により、これまでシリカ系スラリーでは達成できなかった微細加工が可能となりました。
 また、銅配線用スラリーでは、微細加工での需要が高まっている低誘電(Low−k)膜対応のバリアメタル用CMPスラリーを開発し、砥粒が微量入った砥粒フリーライクのCMPスラリーにより高速研磨を可能とし、さらにメタルのみを選択的に研磨するオートストップ機能により、さらなる平坦性の向上を可能としています。

 昨今の半導体市場においては、フラッシュメモリーなどの需要が好調であることに加え、電子機器の小型化と高性能化に伴う微細配線への需要増などの影響を受け、CMPスラリーの使用量が増えています。今般当社はこのような市場の状況にタイムリーに対応すべく、山崎事業所(勝田)(茨城県ひたちなか市)に約35億円を投じ、2008年1月より2008年6月までに設備の増強を段階的に行い、STI用CMPスラリー及び銅配線用のCMPスラリーの更なる量産体制を築き、生産能力を現在の約50%増に当たる年間約15,000トンに拡大すると共に、5年後を目処に、売上高250億円を目指します。
posted by キャンドルチャート at 16:05| プレスリリース・化学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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