2008年08月06日

伊藤忠商事と敷島製パン、中国における製パン事業への参入について

=中国初の量産型製パン事業=


 伊藤忠商事株式会社と敷島製パン株式会社(本社・愛知県名古屋市、以下Pasco)は、中国大手食品グループの頂新国際集団傘下の(本社・台湾台北市)と合弁で中国における製パン事業に参入いたします。新会社「頂盛ケイマン株式会社」の実質出資比率は、味全60%、敷島製パン24%、伊藤忠グループ16%であり、中国沿岸部にパン食文化の普及・拡大を考えております。

 中国国内においては、沿岸部を中心に食の欧米化が進んでおり、それに伴いパンの需要も年30%の成長率で伸びております。一方、パン製品の供給は、中国国内に大手製パンメーカー、いわゆるNBメーカーがまだ存在せず、インストアベーカリーにおける販売が中心となっております。昨今中国国内においては、ライフスタイルの変化からCVSやスーパーマーケットでの購入が伸びており、同販路向けの手頃な価格帯での高品質で安全・安心なパン製品のニーズが高まっております。このような背景を受けて、Pascoのパン製造技術や食の安心・安全といった品質管理のノウハウ、頂新国際集団の中国国内における販売力、伊藤忠のグローバルベースの原材料調達力を生かした三社の合弁スキームで、中国で初となる量産型の製パン事業に進出するものです。

 具体的にはまずは成長著しい上海市場での展開からスタートする予定で、2009年製パン工場着工、上海万博に備え、2010年2月に稼動を開始し、食パン、菓子パンなどを「味全Pasco」ブランドで販売を開始いたします。また、Pascoの主力ブランドである「超熟」の技術を生かした製品も早期より導入していく方針です。販路はCVSや、ハイパーマート、スーパーマーケットを中心に、初年度約20百万個、最終販売金額約90百万元(約13億円)、5年後に同工場ベースで70百万個、約3億元(約45億円)を予定しております。

 Pascoは1980年に海外進出し、北米、アジアでの事業を拡大して参りました。国内市場が成熟化する中で、海外事業強化の方針を掲げています。今年は主力ブランドの「超熟」誕生10周年でもあり、これを機に「世界に羽ばたくPasco超熟」を目指して、巨大マーケットである中国に進出することで世界戦略をより一層強化して参ります。

 頂新国際集団は、既に中国国内において「即席麺」、「茶飲料・ミネラルウォーター」で圧倒的な強さを持っており、味全ブランドによる乳酸菌飲料も上海地区でトップブランドとなっています。中国大陸での食の欧米化に伴う成長著しい製パン事業を新たな事業の柱として育成していく方針です。伊藤忠商事は、かねてより頂新国際集団の戦略的パートナーとして、事業強化をサポートする役割を担ってきており、今般Pasco、頂新国際集団・味全と製パン事業で新たなパートナーシップを築き、中国におけるバリューチェーン強化の一環として、本事業を通じて製パン分野における原材料ビジネスの拡大を狙って参ります。

 三社は「味全Pasco」ブランドを中国における卸売りパン市場のトップブランドに育成する方針で、2017年までには中国沿岸部を中心に北京や蘇州、杭州などに展開を拡大し、卸売りパンのシェアナンバーワンを獲得する方針です。


posted by キャンドルチャート at 20:37| プレスリリース・商社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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