2007年11月19日

オリンパス、英国Gyrus Group PLC社の買収手続き開始の合意について

 当社は、ロンドン証券取引所に上場している英国医療機器会社であるGyrus Group PLC(英国、以下「ジャイラス社」)と、同社の発行済全株式を現金にて取得し、完全子会社化(以下、「本件買収」)する手続きを開始することに合意しましたので、下記のとおりお知らせします。

 オリンパスとジャイラス社は、英国公開買付パネル(The UK Takeover Panel)に従い、ロンドン市場においてオリンパスがジャイラス社を現金で買収することに両社が合意したことを共同で発表しました。


 記


1.買収提案の背景
 世界における医療機器市場は、我が国に代表される先進国での高齢化社会の到来による最新医療へのニーズの高まりや、新興国での医療水準の向上等により、堅調に拡大を続けています。その中でも、患者さんが手術を受ける際の苦痛や身体的負担を減らすことができる「低侵襲治療」への注目が年々増しており、関連機器の需要が高まっています。同治療法は、経済性にも優れており、医療費の増大が懸念される今日にあって、医療費抑制を実現する治療法としても期待されています。

 当社では、2006年を初年度とした3年間の経営基本計画(2006年5月発表)において「企業価値の最大化」を経営目標として掲げ、そのひとつの重点施策として、医療事業分野でのさらなる高成長・高収益のビジネス基盤確立に取り組んできました。

 このたび当社が、低侵襲治療分野の高周波などのエネルギー技術に強いジャイラス社を買収することで(両社合計医療事業売上高3,600億円(注1))、同分野における理想的な補完関係が実現でき、当社のビジネス基盤がさらに拡大します。当社は今回の買収を通じ、同分野での開発と商品展開の強化を加速させ、医療機器メーカーのリーディングカンパニーとして、患者さんに、さらに体にやさしく、信頼性が高く、効率性の優れた治療技術を提供することで、より良い医療の実現に向けて貢献していきます。

(注1)当社の2007年3月期実績およびジャイラス社の2006年12月期実績の単純合計であり、日英両国の会計基準の相違についての調整は行っていません。ジャイラス社の実績については英国ポンド・日本円の為替レートを便宜上1英国ポンドあたり226.32円(平成19年11月16日時点)で換算しています。


2.買収のメリット
(1)低侵襲治療分野における理想的な補完関係
 今回の買収により、伸び続ける低侵襲分野での当社の商品ラインナップをさらに強化し、外科手術のさらなる低侵襲化に貢献していきます。

(2)全世界での販売網の拡充
 今回の買収によって、当社の全世界での販売網をさらに拡充することができ、特にジャイラス社が得意とする米国での泌尿器系・婦人科系領域での拡大を見込んでいます。

(3)ベストプラクティスの共有とシナジー効果の創出
 両社がこれまで培ったベストプラクティスを共有化するとともに、販売網や材料調達をはじめとした分野でシナジー効果を達成し、さらなる売上の増加と収益性向上を目指します。


3.買収金額
 ジャイラス社とは、同社普通株式1株当たり630ペンス(約1,426円(注2))で合意しました。買収総額は約9.35億ポンド(約2,117億円(注2))を予定しています。当社は、デュー・デリジェンス等を通じて、ジャイラス社の資産内容、事業内容他、潜在的シナジー等について総合的に検討を重ね、今回の買付価格が公正かつ妥当なものであると判断しました。
(注2)英国ポンド・日本円の為替レートを便宜上1英国ポンドあたり226.32円(平成19年11月16日時点)で換算しています。


4.買収手法および手続き
 本件買収は、英国法に基づくスキーム・オブ・アレンジメント(Scheme of Arrangement)により実施される予定です。スキーム・オブ・アレンジメントとは、英国法上の一般的な買収手続きであり、ジャイラス社の取締役会の同意に基づき、競争法当局、同社の株主総会および裁判所の承認を満たすことにより買収が成立する、友好的な買収手法です。
 本件買収完了には、ジャイラス社臨時株主総会で出席株主の過半数が承認し、かつ、かかる承認株主の所有する議決権数が議決権行使総数の75%以上であることが決議要件となります。なお、同社株式の取得は、当社が100%出資して新規設立した買収主体法人(商号:Olympus UKAcquisitions Limited、所在地:英国)を通じて、ジャイラス社の100%の株式取得を行ないます。
 本件買収の完了は同スキームによって、2008 年前半での実施を予定しています。


5.資金調達
 本件買収のための資金は、当社が保有する手元資金および金融機関からの新規借入の組み合わせにより充当する予定です。


6.当社業績への影響
 2008年3月期当社業績への具体的な影響額については、適切な時期に開示する予定です。
posted by キャンドルチャート at 19:15| プレスリリース・精密 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。