2008年01月11日

島津製作所、成長著しいロシア市場で分析計測機器と医用機器の営業体制を強化

―2011年3月期に1.5倍の売上拡大をめざす―


 島津製作所は、グローバル市場の中でも近年目覚しい成長を続けているロシアおよびCIS*地域において、分析計測機器、医用機器の販売・サービス体制の拡充・強化を図り、2011年3月期に売上高45億円(2008年3月期比1.5倍)をめざします。
*CIS(Commonwealth of Independent States):ウクライナ、アルメニアなど旧ソ連邦構成共和国11カ国からなる独立国家共同体

 ロシアは、1998年の金融危機以降9年連続して経済成長を続けており、2007年のGDP成長率は対前年比7.0パーセント(予想値)と、経済の活況はいっそう加速しています。今後も、世界最大の埋蔵量を有するガス・石油など天然資源需要の拡大を背景に、輸出の増大、貿易収支の大幅黒字が続くと見られており、ロシア・CIS地域は、安定した成長を期待できる潜在力ある市場となっています。

 ロシアでは、エネルギーなど主要産業の中央政府主導による管理の一方で、外資導入や企業民営化などの経済開放化が進んでおり、西側諸国との交易も拡大しています。また、広大な地域の中に鉱物資源産業を中心に機械、自動車、製薬、食品、化学産業などが多様に存在する産業構造の特色や、豊富な外貨に裏づけされた先端技術の獲得への取り組みの活発化などにより、ロシア・CIS地域は当社にとって、市場機会の拡大が見込める有望な地域となっています。

 こうしたロシア・CIS市場に対して当社は、1992年1月に開設したモスクワ事務所(SHIMADZU EUROPE GmbH〈本社:ドイツ〉が統括)のもと、サンクトペテルブルグ、ニージュニ−・ノブゴロド、エカテリンブルグ、ノボシビルスク、ウラジオストクの5か所に営業拠点を置き、現在、約30人が販売・サービスにあたっています。ロシア・CIS市場における2008年3月期の分析計測機器と医用機器の売上高は、約1,900万ユーロ(約30億円:うち 分析19億円、医用11億円)となる見込みです。

 当社は、今後さらに成長が見込まれるこのロシアおよびCIS地域をグローバル成長の重要拠点と位置づけ、現地の販売・サービス体制を増強して事業拡大を図ります。
 まず、分析計測機器に関しては、広大な地域における多様な産業構造、および、民営化など開放化の進行に対応を図るため、人員・機能を拡充して、「より市場に密着した販売・サービス」を目ざします。また、ビジネスの性格が政府主導の色彩が強い医用機器については、「中央政府への一層の浸透」を戦略として、事業拡大を図ります。


 具体的な方策は、次の通りです。

●営業拠点および代理店「戦略ビジネスパートナー」の人員を増強−2010年に150人体制へ
 ロシアおよびCIS市場の戦略拠点であるモスクワ事務所および営業拠点の陣容は、経済危機直後の1998年時の総勢4人から増強を続け、2007年には、約30人体制となっていますが、これをさらに増強し、2010年に45人体制とします。
 また、各拠点に分析計測装置の販売・サービスに特化した代理店スタッフによるプロ集団を組織化した「戦略ビジネスパートナー」を置き、当社スタッフと一体となった運営により、販売・サービスを拡充します。「戦略ビジネスパートナー」は次の3社で増強を図ります。これにより、2010年のロシアおよびCIS市場における販売・サービス体制は、当社のスタッフ45人を含めて約150人体制となる予定です。

 Interanalyt Ltd. (モスクワ:中央連邦管区・南連邦管区を担当)
 Analyt Ltd. (サンクトペテルスブルグ:北西・沿ヴォルガ連邦管区を担当)
 Element Ltd. (エカテリンブルグ:ウラル・シベリア連邦管区を担当)
 
●モスクワなど3か所の分析計測カスタマー支援センターの機能を強化
−「アプリケーションラボラトリー」として分析手法開発を現地化
 分析計測機器の主要商品を揃えるとともに講習会・研修会のための施設を備えたカスタマー支援センターを、モスクワ、サンクトペテルブルグ、エカテリンブルグの3か所に設置していますが、これらセンターの機能を強化して、分析計測機器の「アプリケーションラボラトリー」として市場ニーズに密着した分析手法開発を現地化し、競合他社に先駆けたソリューションオリエンテッドな体制を確立して顧客支援を強化します。

●大統領府医療プロジェクトへの参画を推進
現地有力医用機器企業との提携を強めて市場への浸透を図る
 一方、医用機器については、中央政府主導の性格が濃いことから、大統領府医療プロジェクトに積極的に参画します。そのために、保健省に対して強い影響力を有する現地の有力な医用機器企業との提携を進めて、事業拡大を目指します。2008年は、現地市場向け線CT装置の現地企業へのOEM供給を開始するほか、循環器診断用X線装置のOEM供給や共同開発を計画しており、さらに提携品目の拡充をめざします。


 以上の方策により、ロシア・CIS市場における当社分析計測機器と医用機器の売上を、2011年3月期には、現在の約1.5倍にあたる45億円以上の規模に拡大する計画です。
posted by キャンドルチャート at 21:48| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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