2008年05月18日

双日、タイで発電事業に参画

〜環境配慮型のガスコンバインドサイクル発電所を運営〜


 双日株式会社は、タイの独立系発電事業会社であるサイアム・パワー・ジェネレーション社(本社:バンコク、Siam Power Generation Co., Ltd./”SIPCO”)の株式を25%取得し、タイにおける発電事業に参画します。

双日は、事業パートナーであるマレーシアの資源エネルギー企業メラワール・インダストリアル・グループ(本社:クアラルンプール、Melewar Industrial Group Bhd./”MIG”)とともに、タイで環境配慮型のガスコンバインドサイクル発電所(天然ガス複合火力発電所)を運営します。

 双日とMIGは、日本企業も多く進出する工業地帯であるタイ・ラヨン県(バンコク南東150km)に、総事業費約250億円をかけて、容量16万キロワットの発電所を建設する計画で、双日の投資額は約30億円になります。双日は、2007年12月に韓国の現代エンジニアリングと共同で、SIPCOから発電所建設プロジェクトの設計・機器調達・建設(EPC契約)を約150億円で受注しています。この度、出資も行うことにより、EPCだけでなく発電所の運営や電力販売にも取り組んでいきます。

 SIPCO発電所は2010年10月の商業運転開始を予定しており、タイ発電公社(EGAT)との25年間の長期売電契約に基づき、9万キロワット/時の電力を供給します。また、残りの7万キロワット/時は地元の大手鉄鋼会社向けに販売する予定です。

 タイは通貨危機以降、経済が立ち直る中で、自動車産業を中心としてGDPの伸びも目覚ましく、それに伴う旺盛な電力需要の伸びに対応して、今後もさらに発電事業への投資が期待されています。タイの電力需要は、毎年約7%の伸びを記録しており、2015年には現在の倍となる約4000万キロワット/時の電力需要が発生する見込みです。本件においても、第2期設備拡張が計画されています。

 タイ政府は、電力需要の増加に対応して、積極的な民間投資の導入を図っており、熱源の有効利用を行う発電事業については、インセンティブを付与して優先的に電力の引き取りを行うSPPプログラム(※)を推進しています。SIPCO発電所は、SPPプログラムに基づくプロジェクトとして、蒸気の有効活用を行う環境配慮型のコージェネレーションシステムを導入します。

 双日は、SIPCOへの出資を足がかりに、タイでの発電事業拡大に取り組んでいきます。また、電力需要が拡大しているアジアや中東など他の地域での発電事業参画も目指します。

(※)SPPプログラム
 高効率のコージェネレーションシステム、再生可能エネルギー、小規模水力等を促進するために、タイ政府が1992年にSPP(Small Power Producer)プログラム(小規模発電事業者買取保証制度)を制定。もみ殻などのバイオマス燃料の活用や、熱源の有効利用など、環境に配慮した発電事業に対してインセンティブの付与や電力の買取保証を行っている。
posted by キャンドルチャート at 09:53| プレスリリース・商社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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